こどものイタリア語(絵本を読む)

 


4歳時の娘が本を読んでいるビデオから音声だけアップロードしました。



前から何度も見ていた動画なのですが、今回Canvaで字幕っぽいのをつけてみました。見直しながら感じたことを書き留めました。

本文

残念ながら絵本自体は紛失してしまったのですが、該当の文章は以下の通りです。
子供用の本は、大文字だけで表記されていることが多く、この本もすべて大文字で書かれていました。

NOI SIAMO GATTINI E CAGNOLINI. (私たちは子猫と子犬)

E QUESTA È LA NOSTRA CUCCIA. (そして、これは私たちの寝床)

というような文章です。

背景(ちょっと長いです)

私の息子(第一子)と娘(第二子)は26ヶ月違いです。息子には、イタリアの小学校に入る前にひらがなとカタカナだけ教えました(一緒に娘も覚えていました)。日本語の読み書きと同時にイタリア語の読み書きを教えると混乱するかもしれないと思い、イタリア語の読み書きは知らないまま息子は小学校の入学を迎えました。(名前など、少しは読めたんじゃないかと思います。)

そして、息子の小学校が始まったのですが、入ったばかりの息子はかなり読み書きに苦労していました。(先生が申し訳なさそうに😞こんな絵文字っぽいイラストをつけてたのを覚えています。)ということで、できるだけ宿題など一緒にやっていたので、近くにいた娘もその様子を見て間接的に覚えたようです。はっきりいって息子のフォローに精一杯で、娘に一緒に教えてあげる余裕はなかったのですが、幸いにも1人で勝手に学習したようです(今思えばちょっとかわいそうなことをしました…)

そこで、自分がイタリア語を読むことができるようになってそれをみてもらいたい娘が、「私が読むから、聞いて」という感じでよく私のそばに本を持って来て声を出して読んでいました。動画でもわかるようにとってもたどたどしくもどかしい読み方ですので、私の方はよく眠くなって「ちゃんと聞いて!」とよく起こされたのを覚えています。

言語情報としては、2人ともほぼ一歳でイタリアの現地保育園に入ったのでメイン言語(生活の中で量的に多く触れる言語)はイタリア語で、生まれた時から家庭内では日本語とイタリア語で生活しているので、母語はイタリア語と日本語の二言語だといえると思います。


イタリアでの読み書きの教え方

(学校/先生によって、また時代によって変わると思います。下記はあくまでも私が知っている範囲のことです。)

アルファベットの読み方に関しては、母音は単純にア,エ,イ,オ,ウ。、子音は子音のみの読み方で教える方法でした。子音のみの読み方というのは、例えば【T】は【ティー】ではなく子音のみの音(発音記号【/t/】)でとらえます。(【トゥ】でもなく、【トゥ】から【ゥ】を取り除いた音です。)

そして、その後に母音がある場合、たとえば、【TA】だったら、【/t/+ア】となり【タ】と読むということです。二つの音を一緒に発音するという感じです。(このサイトにちょうどわかりやすい説明がありましたのでご参照ください。)

子音の後に母音がない場合、例えば「ST」だったら、【/s/+/t/】で、【STA】だったら【/s/+/t/+ア】で【STA】という発音になるわけです。


気がついたこと
  • 音声を聞いてまず感じたのは、子音と母音を組み合わせて読もうとしているのですが、真の後にかなりの確率で【U】の音がしっかり入っているということです。
    • 例えば「cagnolini ( /kaɲo'lini/ 近いカタカナ表記だとカンニョリーニ)という単語を読むのにまず【C】の音/k/があるのですが/k/ではなく/ku/と【U】を入れています。かなり強調して「ク〜〜」と言った後に「カ」に変換されています。この辺は日本語の影響があるのかもしれません。
  • 当時の記憶もあわせてですが、かなりの確率で文脈(挿絵も合わせて)から予測して単語を読んでいるのが次のことから分かります。
    • 最初のほうで【GATTINI】という単語の前に【I】と冠詞を勝手に入れている
    • 最後の【CUCCIA(クッチャ)】という単語でかなり苦労しているが、その理由は文脈から【CASA(家)】という単語が来るはずと思い込んでいるため、どうしても【カ】という音で始まるという先入観から離れられなくて「カウ〜〜〜」と無理やり繋げている
    • 予測できない単語の時はすんごく時間がかかる。例えば【NOSTRA】というのは予測できなかったため、一字一字追っているため時間がかかっている。
  • 音を追うだけでなく、ちゃんと音の組み合わせから、文として納得するように単語として言い直して発音している。
  • Rの巻き舌が完璧
親バカで見苦しいかもしれませんが、何かの参考になれば、と思って記録公開しました。

 

ひまわりの種



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