ChatGPTと二人三脚でGAS作成した経緯

 


学習者のポートフォリオを作る(参照)ために、Google Formで集めたデータをGoogle スプレッドシートにまとめ、その結果をスライド形式で出力する、ということをやるために、ChatGPTに協力してもらってできないか、と試したことを記しておきます。無料版ChatGPT 3.5を使用しました。

失敗例

プロンプト

Google フォームの17個の質問に15人の生徒に答えてもらって、結果解答が反映されたGoogle スプレッドシートを作成しました。その答えをスライドに出力したいと思っています。生徒1人につきスライドファイルにまとめます。 スライドはテンプレートを作っておいて、そこに、以下のようにGoogle Formに入力された答えを埋め込みたい。 1枚目のスライド 1問目から4問目の答えを埋め込む 2枚目のスライド 5と6問目の答えを埋め込む 3枚目のスライド 7問目の答えを埋め込む 4枚目のスライド 8と9問目の答えを埋め込む 以降、スライド1枚につき1問の答えを順に埋め込む ということをやりたいのですが、可能でしょうか?

結果

作成されたコードからできるものが、私の意図と違うことも何度かあり、説明を何度も咥えながら訂正しました。その後も、エラーが何度も出て、その度にコードを変更するも、解決せず、その度にChatGPTは「申し訳ありません。このように書き換えてみてください。」「エラーの意味は〇〇です。✖️✖️を確認してください」などなど、根気よく頑張ってくれましたが、結局、使い物になるものができませんでした。

成功にこぎつけたやり方(仕切り直し)

プロンプト

GOOGLEスプレッドシートのあるシートのA2からN2の値を、テンプレート作成したGOOGLEプレゼンテーションのスライドの{{A}}から{{N}}の項目に自動挿入したいと思います。 GASコードを教えてください。

結果

  • 1枚目のスライドにしか値が挿入されない,
  • 2枚目のスライドにもすべてA2の値が挿入された
  • 1枚目にスライドにB2の値が挿入された。

など、紆余曲折ありましたが、その度に「こうなっていますが、こうしたいのです」とお願いし、訂正をいくつか重ねた結果、なんとかこちらが思い描いているプレゼンテーション形式ができました。「スライドを一つ飛ばす(解答を老入試内スライドを作る)」とか「一枚のスライドに2つの解答を入れる」というのも本当はやりたかったのですが、またエラーなど出てきて堂々巡りになりそうだったので、他の方法で解決しました。

他の方法といっても下記のような単純なことです。

  • スライドを飛ばす→Google Form解答部分に空欄を挿入することで白紙部分を作る。
  • スライド一枚に複数の挿入部分を作る→スライド一枚につき一つの挿入部分という形式にする

やってみて分かったのは、初めから欲張っていろいろな形式を盛り込んだものをプロントに入れるより、まず単純なことだけをプロンプトに入れて、成功したら、それにどんどん肉付けしていく方が、どこにエラーがあるかも分かりやすく、成功しやすいんじゃないかということです。考えてみたら、当たり前のことですね。

以上、GAS初心者でもなんとかコードが作れた、という経験談でした。

ちなみにBingChat(Skype装備)にも聞いてみましたが、何度もエラーが出て修正しながらやりましたが、最後まで辿り着けませんでした。

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